浄土真宗のお話

浄土真宗
浄土真宗(じょうどしんしゅう)とは、大乗仏教の宗派のひとつで、浄土信仰に基づく日本仏教の宗旨で、真宗とも称し、浄土宗と同じく『無量寿経』『観無量寿経』『阿弥陀経』の浄土三部経を根本経典とし、そのうち『無量寿経』を主なものとしています。
鎌倉時代の僧である親鸞が、その師である法然によって明らかにされた浄土往生を説く真実の教えを継承し展開させ、親鸞の没後にその門弟たちが教団として発展させたことが始まりですが、親鸞自身は独立開宗の意思は無く、法然に師事できたことを生涯の喜びとしたと伝えられています。
浄土真宗の宗派
本寺院にも記されている「西本願寺派」とは真宗教団連合で結成された宗派名です。
親鸞聖人生誕750年・立教開宗700年にあたる1923年(大正12年)、真宗各派の協調・連携を図る為に結成されました。
加盟団体は以下の10派であり、「真宗十派」といわれます。
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宗派名 本 山 通 称 本山所在地 所属寺院数
浄土真宗本願寺派 本願寺 西本願寺 京都市下京区 約10,500
真宗大谷派 真宗本廟 東本願寺 京都市下京区 約8,900
真宗高田派 専修寺 高田本山 三重県津市 約640
真宗佛光寺派 佛光寺 京都市下京区 約390
真宗興正派 興正寺 京都市下京区 約500
真宗木辺派 錦織寺 滋賀県野洲市 約200
真宗出雲路派 毫摂寺 五分市本山 福井県越前市 約60
真宗誠照寺派 誠照寺 鯖江本山 福井県鯖江市 約70
真宗三門徒派 専照寺 中野本山 福井県福井市 36
真宗山元派 證誠寺 横越本山 福井県鯖江市 21
浄土真宗の教章(私の歩む道)
宗 名 浄土真宗
宗祖(ご開山) 親鸞聖人

ご誕生1173年5月21日(承安3年4月1日)
ご往生1263年1月16日(弘長2年11月28日)

宗 派 浄土真宗本願寺派
本 山 龍谷山 本願寺(西本願寺)
本 尊 阿弥陀如来(南無阿弥陀仏)
聖 典 釈迦如来が説かれた「浄土三部経」

『仏説無量寿経』『仏説観無量寿経』『仏説阿弥陀経』


宗祖親鸞聖人が著述された主な聖教

「正信念仏偈」(『教行信証』行巻末の偈文)
『浄土和讃』『高僧和讃』『正像末和讃』


中興の祖 蓮如上人のお手紙

『御文章』

教 義 阿弥陀如来の本願力によって信心をめぐまれ、念仏を申す人生を歩み、
この世の縁が尽きるとき浄土に生まれて仏となり、迷いの世に還って人々を教化する。
生 活 親鸞聖人の教えにみちびかれて、阿弥陀如来のみ心を聞き、念仏を称えつつ、つねにわが身をふりかえり、慚愧と歓喜のうちに、現世祈祷などにたよることなく、御恩報謝の生活を送る。
宗 門 この宗門は、親鸞聖人の教えを仰ぎ、念仏を申す人々の集う同朋教団であり、人々に阿弥陀如来の智慧と慈悲を伝える教団である。
それによって、自他ともに心豊かに生きることのできる社会の実現に貢献する。

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